この手から生まれるもの
2020.04.03
未来工房通信
生活の宝もの
「生活の宝もの」
沼田さんの普段使いの、ガラスの器、お弁当箱、スプーンなどの様々な道具。それらを、愛おしそうに「お道具」と呼び、手ざわりのこと、お料理を盛ったときどう見えるか…日々使っている様子、それらの道具と出会ったときのことをお話しいただきました。
まるで恋をしているかのように、日常の道具を紹介する沼田さん。道具選びにルールなどないこと。出会ったとき、あれにも使おう、これにも使おうといろいろな場面を思い描けるものを選ぶこと。だから、お道具はどれもフル稼働、長い時間をいっしょに過ごしていて、それこそが、沼田さんにとって「生活の宝もの」なのです。
心惹かれるものと過ごす普段の時間から、何気ない日常を「宝もの」だと思える、そんな豊かさが生まれるのでしょう。
未来工房の家づくりも同じです。人がいちばん長い時間を過ごす家。そして、家族が生きる礎となる「食べる」をつくる台所。いつもの場所だからこそ、愛着のある色や道具に心を躍らせ、窓越しの景色にほっとする場所でありたい。ここで過ごす日常が、宝もののように豊かな時間になりますように。
沼田塾ライフコーディネーター/沼田みより
2018.8.19やかまし村のマルシェにて