キッチンの排水がつまったら
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八女の製材所に行ってきました
未来工房の床で使用している無垢の杉板。
床材はどのようにしてつくられるのか…?
製造している「株式会社八女流」さんにお邪魔し、床材ができるまでを見学させて頂きました。
1月25日、まだ雪の残る寒い中、若手社員4名で八女市星野村にある「星野製材工場」へ。
車から見える景色が街から森に変わり、大きな川が見えてきたところで目的地に到着しました。
空気も澄んでいます。
ここでは、切ったばかりの木を市場で仕入れる→皮を剥く→製材→乾燥窯で中温乾燥→最終仕上げ(節埋め)を一貫して行なっています。
(皮剥きで出た皮は堆肥に、製材で切り落としたものはチップになるそうですよ。)
今回は、仕入れた丸太の皮を剥き、決められたサイズにカットし、乾燥窯に入れ中温乾燥、その後保管し仕上げ作業や節埋めをしていくまでの工程を見せていただきました。
普段は見ることのできない裏側。なんだかワクワクしますね。
こちらが製材所。
様々な木材が並んでいます。
八女流さんの乾燥方法は機械乾燥。
天然乾燥との違いも教えて頂き、65度の温度にすることで天然乾燥と同じように油分を残しながら、
含水率を15%程にでき、早く乾燥させることが出来ると伺いました。
乾燥させたものは、倉庫で保管されていて、入った瞬間未来工房の木の家と同じ香りが!
印象に残ったのは、どの工程も丁寧に、そして手際良く作業されていたこと。
形も癖も違う木を扱う仕事だからこそ技術が必要で、節抜きを一つ一つ人の手で行っているように手間もかかっていることが分かりました。
普段は建築現場や施工されたものを見ることはありますが、こうした職人さんの手仕事を見ることはとても貴重でした。
立派な丸太が積み上げられていますが、製材の手間を考えて小さい丸太のほうが求められ、大きい丸太の方が金額が安いこともあるそうです。
木を植えて、建築木材として使われるのが約60年後…。
植えた先祖の方々はそんな世の中になっているとは思わなかっただろうという言葉にとても共感しました。
木を使うということは、山の人たちの思いを繋ぐこと。
「山をつくる人に還元していきたい」という思いは八女流さんも同じ。
見学を終え、その思いも忘れずにお客様にお伝えしていきたいと思うのでした。