【ギャラリー建築日記vol.5】職人のこと。
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【ギャラリー建築日記vol.2】棟上げの日。
お知らせが滞っておりました・・
さあ、ギャラリーの棟上げです! お客様の家をつくる際も、今まで図面やパースで見てきた、形、大きさ、 それらが、目の前で作られていくさまに、 スタッフも通りがかる人も、じっと目を奪われてしまう、棟上げ。
今回はさらに大きな建物、そして納品された材料の多さ・・ 現場にはピリッとした緊張が漂います。
お神酒で舌を湿らせ、棟梁たちの顔つきが変わる瞬間。
いよいよ開始です。
未来工房の展示場の中で、もっとも大きな建物となる、ギャラリー。
材料はもちろん燻煙の球磨杉、これはほんの一部です!
引き締まった顔つきと、掛け合う声。
未来工房の大工は、それぞれに腕も経験も培った、プロの親方集団。
その中で、ギャラリーは、こちらの山道大工が棟梁として、下から指示を出します。
とはいっても、指示を待つだけの大工などどこにもいません。
やりとり、掛け声、本物の家づくりをお互いに熟知しているからこそ生まれる、現場での呼吸。
いとも簡単にやってのけているようですが、
材料が大きいだけに、クレーン車とのやりとりも決して簡単ではありません。
少しずつ形になってゆく建物。
どんなに建物が大きくても、一つ一つの材料は、すべて人の手で組み合わされます。
2階の柱も立ち、とうとう母屋が上がります。
棟梁を除き、すべての大工が、各々柱で待ち受けます。
どれだけの経験、知識や腕があれば、ここに立てるのか。
飄々と、しかし着々と、仕事をこなす大工たちから垣間見える自信と誇り。
それは、たくさんの失敗や辛い思いと、それでも本物の家づくりを積み重ねた分だけ生まれるもの。
何度クレーンが行き来したでしょうか、
とうとう棟木が上がりました!
「棟木(むなぎ)」とは、建物のいちばんてっぺん。
ここは、大工だけが上ることのできる場所。
いくつもの道具を腰に下げ、足もすくんでしまいそうな高さに立つ、大工たち。
この時ばかりは、棟梁も棟木の上へ。
腕利きの大工たちとともに、誇らしげに、でも少しはにかんで冗談を言い合いながら。
そんなやりとりも、阿吽の呼吸のあればこそです。
そして、笑顔で万歳!
下で見ていたスタッフも、大工も、自然と拍手!!笑顔がこぼれます。
まずは棟木が上がり、ひといきついた棟梁と現場監督。
上棟1日目、まだまだ棟上げは続きます。