【晴耕雨読の畑づくり vol.7】
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未来工房の原点を訪ねて。
私たち未来工房の家づくりの原点は、久留米市大善寺にある「だいぜんじ幼稚園」。
https://www.mirai-kohboh.co.jp/works/14
新卒採用を始めて今年で3年目になりますが、毎年新入社員を連れて、この原点を訪れます。
自分たちと同じくらいの、あるいはそれ以上の時間を過ごしてきた園舎に、
わぁーと声を漏らす、新人たちです。
21年前から、たくさんの子どもたちが駆け回り、座って、寝転がっているウッドデッキ。
もちろんキズも数えきれないほどついていますが、毎年先生方がきちんとオイル塗りのメンテナンスを行っていらっしゃるため、とてもきれいに保たれています。
この日は特に、数日前にオイルを塗ったばかりでぴかぴかの状態でした。
最近は、便利なものが増えたことにより、当たり前に感じていたこと、
当たり前にできていたことが、少しずつ変わっているそうです。
たとえば、植物や木、虫に直に触る、においをかぐことが少なくなったり、
水道の蛇口をひねる、せっけんを泡立てるのが難しかったり。
便利なものが悪いのではありません。どう取り入れるか、が難しいのですね。
だいぜんじ幼稚園では、どの教室を出てもウッドデッキの廊下に繋がり、
デッキはそのまま中庭へと続いています。
手洗いは昔ながらの蛇口で、押すだけのハンドソープではなくせっけんが置かれています。
「ここで過ごしたから絶対こうなります!って、表せるわけではないので、伝えるのが難しいんです。」
と先生はおっしゃいますが、
たくさんのことを体で吸収する時期にこんな環境で過ごせたら、
のびのびと育ってくれそうな、そんな気がしました。