ズッペンをスープに入れ、コトコト煮込む。
乾燥し凝縮した野菜の旨みがじわじわとしみ出して、
トマトや豆乳、味噌など、その日の気分で味付けすれば、奥深く、心に沁み入るスープの出来上がり。
なにかと忙しい日々の中、手間ひまを肩代わりしてくれる、頼もしいひと匙。

スープにひと匙

「ズッペン」は、みやま市瀬高町の特産であるセロリをはじめ、人参やきのこなどの野菜を乾燥させてブレンドした、乾燥野菜出汁。
「セロリって、半分の人が苦手なんですよ。ジャムや、お菓子にしてもなかなかうまくいかなくて。」とお話くださるのは、「ズッペン」の開発から携わる森さん。セロリの見栄えをよくするために取る「かき葉」を使って何か作れないか…。

５人の主婦が、ドイツのスープ用乾燥野菜をヒントに、アイデアと試行錯誤を重ね、三年の月日を経て完成しました。
地元の野菜を使い、日本の食卓で美味しいと感じる味を、スタッフの舌でなんども試しながらたどり着いた味。
「スープ以外に、カレーの出汁にお肉と一緒に炒めて入れてもおいしいですよ」と、森さん。
　野菜からしみ出すうま味と、独特の歯ごたえが楽しめます。

▲セロリ以外に６つの乾燥野菜をブレンド。セロリ、きのこ、玉ねぎを多めに配合した３種類がある。

▲ピクルス液もオリジナル。一つ一つ手作業で加工している。