未来工房通信vol.33、できました。
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《わたしの台所》の作り方 ~キッチンから始まる暮らし②~
前回は、台所が《わたし》にとってどんなところなのか、改めて考えてみました。
4/20 《わたしの台所》の作り方①
https://www.mirai-kohboh.co.jp/blogs/108
今週は、わたしの台所を考える上で「今」の自分を見つめ直し知ることから始めてみましょう。
ご家族それぞれで、次の4つの質問について考えてみてください。
台所と関係ないような質問に思われるかもしれませんが、無意識の中に自分の暮らしたい姿が隠れているかもしれません。
1-1.家にある器や道具、常時ある食材や調味料でお気に入りのものを3つ書いてみましょう。
1-2.なぜそれがお気に入りなのですか?
2-1.映画やドラマ、アニメの中で印象に残っている食事風景や料理を3つ書いてみましょう。
2-2.なぜそのシーンを思い出したのでしょうか?
簡単な質問だったかもしれませんが、【2】を考える時は特にうきうき、わくわくと心が沸き立つような感覚はありませんでしたか?
そこにある道具や、インテリアの色づかい、そこから見える景色、
そこにいる人の楽しそうな様子、おいしそうな食べ物、…。
ひっかかったポイントがどこなのかをよく考えてみると、
潜在的に自分が求めている居心地の良い空間のヒントが見つかるはず。
以前ワークショップでこの質問を30名ほどの方に答えていただきましたが、
心ときめくものや憧れは一人ひとり違いました。
【1】の回答にはこだわりの調味料やご自身で手作りしている梅干しやみそ、思い出の食器が多く、
その理由には毎日のときめきや家族への思いやり、大切な思い出を日々の暮らしで感じられるなど様々でした。
【2】の回答ではジブリ作品を思い出した方が多かったです。
ご家族の中でも、同じ答えと異なる答えと出たのではないでしょうか?
自分とは違うところも、知ってみると新しい発見やこだわりが見えてくるかもしれません。
育った環境や家族が違えば暮らしも様々。
インテリアで今の自分の好みに家を仕上げることはできても、その好みが10年後も一緒とは限りません。
しかし潜在意識の中にある居心地の良さは、なかなか変わることのない、根っこのようなもの。
だからこそ使う《わたし》が、《わたし》について考え抜くことで、満足な台所に近付いていきます。
今日のワークで、そのヒントは見つかったでしょうか?
次回も引き続き、今の《わたし》と台所の関係について、考えてみましょう。
(インテリアコーディネーター 松延)