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2018.03.14
NEWS
「お米の先に田んぼが見える子に育ってほしい」
雑誌「チルチンびと」の山下編集長のはなしをきいて
「お米の先に田んぼが見える子に育ってほしい。お米を見てスーパーの陳列棚が思い浮かぶ子には育ってほしくない」
これは、お子さんを持つ30代のご夫婦の言葉とのこと。
食べる、遊ぶ、住まう、その他すべてのことが絡まりあっていて繋がっているから
「暮らし」なんだろうか…と考えさせられました。
色々なものの中から選びぬいた、それぞれが思う豊かさを求めて生きている人たちの話が
山下編集長の言葉でたんたんと語られました。
何を選び、何を捨てるのか。
ある人が選んだのは、昔ながらの知恵を引き継いでいくという生き方。
美大を卒業し今は梅干しを漬ける教室をしながら生計を立てている30代女性の話です。
「昔ながらの知恵をもったおばあちゃんたちの知識を知っているのは、私たち30代が最後だと思うんです。」
昔だったら当たり前に引き継がれていたことが、もう当たり前ではない時代になっている。
絶対消えてほしくない。だから、人に伝えていく。
素朴だけれど力強い生き様。
すべてがつながって暮らしになって生き様になる。
トークイベントの最後に山下編集長が言った「結局は人だから」という言葉がとても深く響きました。