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【ギャラリー建築日記 vol.9】オープン初日、WOOD Marketのこと。
「木」にまつわるイベントをやりたくて、
未来工房だけでなく、木に携わる人たちといっしょにやりたくて、
いろいろ反省はあるけれど、
何とか初めの一歩を踏み出すことができた、WOOD Market。
様々なたくさんの職人たちとともに、
TreeからWoodへの、数十年かけたリレーがあって、
もっといえば、林業という数百年のリレーもあって、
今いる建物や製品まで形にする職人の手と心配りがあって。
そのどれも、私たちの家づくりの真ん中につながっていて。
木や家にまつわるあれこれを通して、私たちが伝えたかったこと。
繋いでいきたい、発展させていきたい未来は、
これまでにリレーされてきた過去の中にヒントがあって、
それは単なる郷愁とか懐古主義ではなく、
便利なモノや情報があふれる現代でも、
私たちの足が踏みしめている確かなものだから。
逆にいえば、今ここにいる子供たちも未来に繋ぎたいと思えるような、
確かなものを選べる大人でありたい。
とはいえ、あまりに身近に、日常に溶け込みすぎて、
あまりに急激に暮らしが様変わりして、
そんな確かなものに気づかないことが多いだけに、
WOOD Marketの日、産地からやってきた原木や、
職人たちの眼差しや手の動き、参加者自身の様々な体験を通して、
「確かなものだからこそ繋いでいきたいと思える」という感覚を
体感してもらうことができたのではないかなと思っています。
「未来が待っている」と、よく耳にします。
待っていれば、明日も、一年後も、十年後も、きっとやってきます。
ですが、こうあってほしい、と思える未来は、
勝手に出来上がるものではありません。
自分で選んだ「モノ」や「コト」が、未来をつくっていく…。
大げさなことではありません。
明日の元気のために夕飯をつくる、2年後の冬に向けた薪づくり、
10年後の木かげのために木を植える、
20年後の子どもたちに残したいもの…。
今の延長線上にある未来のために、今、私たちが選ぶものは何か?
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WOOD Market、やかまし村のマルシェに
お越しいただいたたくさんのお客様、ありがとうございました。
これからもお楽しみに!!