野菜と大地と暮らす日々
未来工房通信
人間のおなかの中の微生物
◎人間のおなかの中にも微生物がいます
微生物自体に、良い菌・悪い菌がいるわけではありません。たまたま人間にとって有用で、共生している菌もあれば、たまたま有害で病気を引き起こす菌もいます。
おなかの中に、有用な菌だけいればいい?
実は、大切なのはバランスです。悪玉菌がいなければ、バランスは保てません。
和食には、微生物を使った発酵食品がたくさん!
もちろん、食事だけでなく、適度に運動して、
睡眠をとって、そして笑って過ごすこと。
体調を整える基本が、みんなの免疫力になるのです。
人間は、菌がいなければ生きていけない生き物です。さらに微生物のいるバランスの取れた土壌や環境を工場で作ることは、決してできません。公園に消毒剤、自宅では除菌スプレーを撒き、砂場を殺菌し、農薬や化学肥料を使い続け、微生物の生きられない環境を作り続けたら・・・皮肉にも、現代の清潔志向は、パスツールのいう微生物のいない世界へ向かっているとも言えるのです。私たちの知らないウィルスや微生物は、まだまだ本当にたくさん!!新型コロナウィルスのように、いつ変異して襲ってくるかもわかりません。だから、環境を整え、体の免疫力を保つことは、大切なことなのです。
私たちはこれまでもこれからも、工場で作られた材料をできる限り使わず、土に還ることのできる家を作り続けます。それは、人にとっても心地よく、同時に微生物と共に生き、微生物のいる土壌を守ることにもつながる家です。これから長い時間を生きていく子どもたちに、そしてさらに次の世代に、安全な職や地球環境を引き継ぐために、どんな小さなことでもいい、私たちの選択で、持続可能な地球の未来をつくっていきましょう。
人と地球に優しい微生物のチカラを知って、実践する。
私たちは今、その選択を迫られています。