完成
見学会

2軒の家をつなぐ庭

広々としたドッグランのある庭に、3世帯の家族6人が集い、4匹の犬が駆け回る。
2階建てと平屋、住まいは別々ながら、庭で繋がる2軒の暮らしを訪ねた。

2階建ての家に暮らすのは、Aさん夫妻と二人のお子さん、ご主人のお母さま。そして平屋のU邸に暮らすのは、奥さんのお母さま。
2軒をともに新築するきっかけとなったのは、Aさん夫妻が二世帯住宅の建て替えを検討したことだった。
奥さんは「話を進めるうちに、私の母も近くに住みたいという話になったんです」と話す。

古民家風の家に憧れがあったAさん一家は、建て替えに向け住宅展示場を見て歩き、hitマリナ通りの未来工房のモデルハウスを見て心が決まったという。バイクが趣味のご主人も「ガレージ付きの家がいいなと思っていたので、大賛成でした」と頷く。

こうして未来工房との家づくりが土地探しからスタート。
奥さんは「私の母は同じ敷地に建てることしか決めていなかったのですが、私たちと未来工房の打ち合わせに同席するうちに『未来工房で建てたい』と思うようになったそうです」と話す。
2軒の設計を担当した設計士の坂本は「2軒を同時に計画してこそ、この外構を実現できました。2軒をつなぐ役割の庭は、お互いのちょうど良い距離感を保ちつつも、お母さま同士が気軽に行き来できるように考えました」と話す。

二世帯住宅のA邸の間取りは、お母さまの部屋を離れのように配置して独立性を高めた。さらに家族それぞれの個室、薪ストーブのある土間、ご主人のガレージなど盛りだくさんだ。暮らしてみての感想を伺うと、奥さんは「家が最高なので、出かけても早く帰りたいと思うようになりました」と笑う。
一方ご主人は「乾燥肌が治って、自然素材の良さを実感しています」とのこと。

平屋のU邸は、LDKと寝室に水回りというミニマムな間取りだが、大きな窓で庭とつながり、開放感に満ちる。

隣り合う家に引っ越して以来、両家のお母さまは一緒に散歩に出かけるのが日課になったとのこと。
「2軒を一緒に設計してもらったことで、程よい距離感を保ちつつ、一緒に食卓を囲んだり、バーベキューしたり楽しい時間を共有しています。今後はみんなが菜園で野菜づくりをする計画もあるんですよ」と話す奥さんの笑顔が、新たな暮らしの充実ぶりを物語っていた。